2005年12月29日(木)「しんぶん赤旗」
自公民など増税合唱
TBS系番組 小池議員は批判
日本共産党の小池晃政策委員長は二十七日、TBS系の討論番組に生出演。与野党議員と増税や外交問題などをテーマに司会のみのもんた氏の質問に答えました。
「どうなる消費税」として消費税を何パーセントあげるべきかとの問いかけに、小池氏は「増税はダメ。ムダな施設や補助金は国民がムダ遣いしたのではない」と発言。
自民党の井脇ノブ子衆院議員は「福祉目的税で10%」、舛添要一参院議員は「7↓10↓12↓15%と段階的に上げる」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は「7%。年金目的で理解される。それでは足りず10%いく時期もある」と答えました。税率を明言しなかったり「行革」推進を理由に当面の据え置きをのべた自民党、公明党や民主党、無所属議員も、将来的な消費税増税の必要性を主張しました。
首相が靖国神社参拝をしなければ外交がうまくいくかとの問いには、自民党と民主党議員すべてが「ノー」と回答。小池氏は「侵略戦争を正しい戦争だと掲げている神社だ」とのべました。
小泉首相が民主党の前原誠司代表に「大連立」を持ちかけたとするエピソードが紹介された後、「近い将来、民主党は自民党に吸収されるか」と質問されました。「イエス」と答えた小池氏は「自民と民主の違いはカレーライスとライスカレーの違いだと言った民主党議員がいる。憲法や増税などの政策で違いが見えにくくなっていますから」と説明しました。
最後にみの氏が今年の重大ニュース一位に選んだJR福知山線事故のVTRが放映され、小池氏は「国民の命があまりに軽く扱われている」とのべて政治の責任を全力で果たす決意を表明しました。