2006年1月3日(火)「しんぶん赤旗」
増税・改憲阻もう/人が大切にされる政治を
共産党 新年から訴え
憲法改悪、大増税など国民の暮らし、平和を壊す政治が強まるもとで、日本共産党は元日から全国各地で「悪政にストップをかけ、二〇〇六年を希望ある年にしましょう」と訴えました。
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■北海道紙議員ら
紙智子参院議員は一日午前、ときおり雪のちらつくなか、初詣での人たちでにぎわう札幌市の白石神社、厚別神社前でハンドマイク宣伝。川部竜二道議候補、伊藤理智子札幌市議や支部・後援会の人たちと一緒に、訴えました。
紙参院議員は、小泉首相が進める福祉切り捨て、庶民大増税、日米同盟最優先の外交姿勢を批判。「一人ひとりが大切にされる血の通った社会、政治をつくりたい」と語りました。来年の参院選を視野に「今年は庶民大増税と憲法改悪を打ち破る一大政治決戦・参院選にむけて、悪政を変える世論と運動を築く年。みなさんと一緒に、未来に希望を持てる日本をつくるためにがんばる」とよびかけました。市民が足を止め、手を振ったり、「ごくろうさん」と声をかけてビラを受け取っていきました。
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■埼玉 塩川議員ら
塩川鉄也衆院議員と、あやべ澄子参院埼玉選挙区候補は二日、さいたま市のJR大宮駅前でマイクを握りました。あやべ氏は小泉内閣の「官から民へ」「規制緩和」路線が国民の命をないがしろにしているとして、「命と暮らしを守るルール作りが政治に求められている」と呼びかけました。米軍や自衛隊再編強化に反対するたたかいに触れて、憲法九条を守る決意をのべました。
塩川議員は、国民の願いと国会の議席との間に、かつてない大きな隔たりがあるとして、「国民多数の声を合わせ、党の前進でただしていく」と語りました。
演説を聞いた、党大宮南支部の万羽政司さん(76)は、「さいたま市では昨年、引き上げられた市長給与、議員報酬を元に戻す運動や歴史をゆがめる教科書の採択を許さないたたかいで、市民の運動が大きな成果をあげました。たたかいを大きくして、来年の参院選では埼玉の党議席を回復したい」と語りました。
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■京都 穀田議員・井上議員ら
日本共産党京都府委員会は一日、初詣での参詣者でにぎわう八坂神社(京都市東山区)の石段下で宣伝し、憲法九条を守る署名を呼びかけるとともに、四月九日投票の府知事選勝利への決意を訴えました。宣伝では、穀田恵二衆院議員・国対委員長、井上哲士参院議員、京都府・市議、渡辺和俊府副委員長らが訴え。府知事選では、「民主府政の会」が出馬を要請している衣笠洋子・京都母親連絡会事務局長とともに、憲法を暮らしにいかす府政の実現に奮闘する決意を述べました。
参詣者から「頑張ってください」「府知事選ですね」との激励や署名が相次ぎました。
■希望をひらく年に 街頭で共産党
■神奈川
大森猛元衆院議員、畑野君枝前参院議員は一日、初詣で客でにぎわう神奈川県川崎市川崎区の京浜急行・川崎大師駅前で宣伝。地元の党支部・後援会員約三十人とともに、希望をひらく年にするために全力をあげる決意を表明しました。佐野よしあき川崎市議も参加しました。
大森氏は「庶民大増税、憲法改悪、米軍基地強化を許さないたたかいに全力で取り組みます」と訴え。
畑野氏は「みなさんの願いが大きくかなえられる年にするために力を合わせましょう」と呼びかけ、二〇〇七年の参議院選挙、いっせい地方選挙への決意をのべました。
佐野市議は、同区でも問題となっているマンションの耐震偽装で「一日も早い被害者の救済へ、国は賠償責任を果たすべきです」と強調しました。
初詣でに訪れた東京都江東区の小山昭太さん(21)は、「安心して生活でき、みんなが幸せになれるようがんばってください」と宣伝を激励。川崎区に住む土木建設業の佐藤政良さん(62)は、「大手に仕事が行ってしまうので大変です。共産党にがんばってほしい」と期待を語っていました。
■愛知
参詣客でにぎわう名古屋市熱田区の熱田神宮前で一日、八田ひろ子前参院議員、せこゆき子元衆院議員らが新年の訴えをしました。林信敏前県議、村瀬たつじ名古屋市議団長も参加しました。
八田さんらは、自民・公明両党がすすめる消費税増税や、改憲の動きを批判し、「力をあわせて小泉内閣の悪政を変えましょう」と呼びかけました。
参拝に来ていた名古屋市中川区の森川重次さん(74)は、「中学生のときに熱田空襲を体験した。二度と戦争をしないために憲法を変えてはだめ。憲法を守るために共産党にがんばってほしい」と話しました。
■静岡
参院静岡選挙区の平賀高成候補と党静岡県西部地区委員会は一日未明、静岡県浜松市の五社神社前で新春の宣伝を行いました。
平賀候補は、「国民には大増税の一方、過去最高の利益を上げる財界・大企業に大減税では、やることが逆。財界・大企業に応分の負担をさせるべきです。大増税と憲法改悪を許さないために力をあわせてがんばろう」と訴えました。
初詣で客から「まったくその通り」「私たちの声を言ってくれる党は共産党。がんばって」との声が寄せられました。