2006年1月3日(火)「しんぶん赤旗」
自民政治資金団体に1586万円献金
耐震偽装で捜索の志多組
マンションなどの耐震強度偽装で家宅捜索された志多組(宮崎市)が自民党の政治資金団体、国民政治協会や同党国会議員にあわせて千五百八十六万円の献金をしていたことがわかりました。
志多組は、ヒューザーが建築主で、姉歯秀次元建築士が耐震強度を偽装した東京都稲城市のマンション「グランドステージ稲城」(九階建て、二十四戸)を施工。十二月二十日の合同捜査本部による全国いっせい家宅捜索で本社が捜査を受けました。
本紙の調べによると、志多組は、一九九八年から二〇〇四年まで、毎年百五十万円、計一千五十万円を国民政治協会に献金していました。
また、自民党の上杉光弘元自治相(前参院議員)が代表を務める自民党宮崎県参議院選挙区第一支部に〇一年から〇三年の三年間で計四百六十四万円、中山成彬前文部科学相(衆院宮崎1区)の同党宮崎県第一選挙区支部に同七十二万円の献金をしていました。