2006年1月7日(土)「しんぶん赤旗」
米兵の身柄確保急げ
女性殺人・ひき逃げ 外務省に申し入れ
小池・笠井議員
日本共産党の小池晃政策委員長(参院議員)と笠井亮衆院議員らは六日、外務省を訪れ、米兵による神奈川・横須賀市の女性殺人事件と東京・八王子市のひき逃げ事件(昨年十二月)について「一刻も早く容疑者の身柄を確保して事件の真相を究明すべきだ」と申し入れました。赤嶺政賢衆院議員秘書も同席しました。
小池氏は、横須賀での殺人事件について「極めて痛ましい事件であり許せない。一刻も早く容疑者の身柄を日本側に確保して事件の解決を図るべきだ」と強調。ひき逃げ事件については「事件から十日以上もたち、日本側が裁判権を求め、容疑者の身柄を確保できる段階にきている」と述べ、日本側で主体的な取り調べを行うように求めました。
また、小池氏は両事件に共通する問題として日米地位協定の問題を指摘。「小泉首相が“見直しをいま考えていない”と直ちにコメントしたことは問題だ。今回の事件は二件とも、日米地位協定の枠組みが障害となって、独立国として当然果たすべき役割が果たせない」と指摘し、地位協定の見直しを求めました。