2006年1月8日(日)「しんぶん赤旗」
自民と民主
政策的には“大連立”
TBS系番組 佐々木議員が指摘
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は七日早朝、TBSテレビ「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し、各党議員とともに質問に答えました。
「小泉純一郎首相は歴史に残る首相か」との問いに佐々木氏は、「歴史に残る最悪の首相だ」とズバリ。「首相がすすめた構造改革は、社会全体のなかで、弱い立場の人たちにしわ寄せを加える一方、大手企業には減税を続けたままで、社会の二極化をすすめてきた」と批判しました。
「今年、与野党を巻き込んだ政界再編はあるか」との問いに、自民党の河野太郎衆院議員は、自民と民主の一部勢力で新政党をつくるべきだとして、「言っていることがほとんど変わらないのに、ちがう政党にいること自体、不自然だ」と主張。これに、民主党の細野豪志衆院議員は「われわれは七割、八割は(法案に)賛成していて、(自民党に)すでに協力している」とのべました。
佐々木氏は、「いまの話を聞いていても、政策的には(自民、民主の)“大連立”状態だ。今年九月に自民党の総裁選があり、相当はげしい党内対立が起きる可能性があるのではないか」と指摘しました。
特別会計をめぐるムダづかい問題で、佐々木氏は、「予算委員会でもっと時間をとって内容にわたってチェックすべきだ」とのべ、政官業の癒着でムダが是正されない構造にメスを入れるよう主張。自民党の特別会計統合案については、「特別会計の数を減らすというが、小さな封筒に入っていたものを大きな封筒に移しただけだ。道路特別会計、産業投資特別会計、電源開発特別会計などは廃止すべきだが、年金の特別会計は国民の払ったお金だから、きちんと国民に戻るようにすべきだ。内容をみて改革すべきだ」とのべました。