2006年1月19日(木)「しんぶん赤旗」

パキスタン上院外交委員長と緒方副委員長が懇談


 日本共産党の緒方靖夫副委員長(参院議員)は十八日朝、外務省の招待で来日中のパキスタンのムシャヒド・フセイン・サイヤド上院外交委員長と都内のホテルで懇談しました。

 フセイン委員長は、与党パキスタン・イスラム教徒連盟(PML)幹事長の要職にあり、二〇〇四年の第三回アジア政党国際会議(北京)に参加しており、再会を喜び合いました。

 フセイン氏は最初に、「『しんぶん赤旗』の状況はどうですか」と尋ね、「日本共産党の世界の見方や国際的に果たしている役割に、最高の敬意を抱いています」と述べました。

 緒方氏が、「しんぶん赤旗」のアジア政党会議当時の特集を示すと、フセイン氏は不破議長(当時)と並んで撮った写真を見て「日本共産党との対話はよく覚えていますよ」と応じました。

 また昨年八月の志位委員長とパキスタンのアジズ首相との会談が重要な意義を持ったことを紹介しながら、記事と英訳を渡すと、すばやく目を通し、「『テロを特定の宗教や文化と結び付けてはならない』点での一致は重要です」と力説しました。

 さらに緒方氏が、「日本共産党とパキスタン政府との間には平和の世界秩序について共通点があり…」と切り出すと、フセイン氏は続けて「公正で、国際法と国連憲章に基づいた秩序、そしてどんな国の横暴も支配も認めない、ですね」と引き取り、緒方氏が「代わりに述べていただいた」と応じて、爆笑となりました。

 また、日本共産党とパキスタンの政府・大使館との良好な関係に触れると、フセイン氏は間髪を入れず「そして政党ともです」と付け加え、再び一同笑いに包まれました。

 緒方氏がパキスタン北部地震被害へのお見舞いをのべたのにたいし、フセイン氏は、日本共産党からの救援募金にお礼をのべました。また緒方氏は、終了したばかりの日本共産党の第二十四回大会について説明しました。

 最後に、今年のイスラム連盟創立百周年に祝意をのべると、フセイン氏は「日本共産党は何周年ですか」などと質問し、緒方氏が「あなた方の党は十六年間ほど先輩ですね」などと答えるなど、和やかな懇談となりました。

 懇談には、笠井亮国際局次長(衆院議員)が同席しました。


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