2006年1月20日(金)「しんぶん赤旗」
スクールバス補助して
衆院委 石井氏が登下校安全策
|
子どもの登下校の安全確保のため地域で巡回活動などをするスクールガードボランティアが増えていますが、それだけでは限界があります。日本共産党の石井郁子議員は十九日の衆院内閣委員会で、地方自治体のスクールバス運行に国が予算措置をして補助すべきだと質問しました。
政府は昨年十二月に発表した「犯罪から子どもを守るための対策」で路線バスの登下校時の活用を挙げています。
石井氏は、現在へき地でのスクールバス運行に国が補助していることを挙げ、「安全対策としてスクールバスを地方自治体が導入した場合も補助の対象にすべきだ。新たな保護者負担になってはいけない」と予算化の検討を求めました。
安倍晋三官房長官は「自治体が導入しやすい仕組みとして路線バス活用を提案した。選択肢を増やして自治体の積極的な取り組みを推進したい」と答弁しました。
また石井氏は、安全対策として警備員を配置している小中学校があり、要望が強いことを指摘。警備員配置へ予算措置すべきだと質問しました。
馳浩文科副大臣は「重要な指摘だ。よりベストな警備のあり方の選択肢になる。今後の課題として検討したい」と答弁しました。