2006年1月21日(土)「しんぶん赤旗」
増税ノー行動さらに
「消費税なくす会」140万会員めざす
消費税をなくす全国の会は十八日、東京都内で常任世話人会を開きました。会議では各地の会が、「増税反対運動にとって正念場の年」と、初詣でや成人式での宣伝、大学習会の開催など「増税ノー草の根からのウエーブ行動」にとりくんでいることが報告されました。また兵庫、神奈川、大阪の会からは、一カ月で千人の会員を増やしているとの報告がありました。
これから三月にかけての運動の重要性を話し合いました。
参加者からは「通常国会での定率減税全廃の議論とともに、定率減税半減、消費税法改悪にもとづく個人事業者への初めての確定申告が実施されるため、『増税ノー』の怒りが、これまで以上に広がるのは必至だ」との発言がありました。
自民党幹部の消費税増税を「先のばし」するかのような発言について、増税反対運動の足を止める役割を果たすもので軽視できないと討論。今年度の与党税調答申で「〇七年度をめどに消費税を含む税体系の抜本的『改革』を実現させる」としており、近い将来の消費税増税実施の方針ははっきりしていると宣伝することにしました。
四月の「消費税導入十八年目の4・1行動」までに草の根の「会」を広げ、会員を百四十万人にすることを確認。定率減税半減の実施にあわせた宣伝や、〇七年の参院選・いっせい地方選挙にむけ、地元国会議員や地方議会への要請、意見書採択運動を強めることを申し合わせました。