2006年1月25日(水)「しんぶん赤旗」
庶民大増税反対で宣伝
「冷たい政府」はいや
各界連絡会の10団体
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「庶民大増税は許しません」―。消費税廃止各界連絡会は二十四日、東京・新宿駅西口前で十団体から二十六人が参加し、消費税増税に反対する宣伝をしました。
やわらかい日差しですが寒風がつきぬけます。参加者は「消費税・所得税のダブル大増税が国民生活を狙い撃ち」と書かれたビラを配布。通行人に消費税大増税反対の請願署名への協力を呼びかけました。
小泉首相は二十日の施政方針演説で、消費税など税体系全体の見直しに言及、消費税増税に向けて議論を加速させる考えを表明しました。
同連絡会に加盟する団体の代表八人が次々と宣伝カーでマイクを握り、これを批判。「小泉首相がすすめているのは『小さな政府』ではなく『冷たい政府』。私たちは大もうけをあげている大企業にも応分の負担を求めています」と訴えました。
日本共産党の大門実紀史参院議員もあいさつ。小泉内閣が国民に負担を押しつけるものであると批判し、「小泉首相の『改革』が、私たちのためのものかどうか見ぬいてほしい」と訴えました。
横浜市鶴見区の岡村和美さん(69)は、「大工をやってるけど、仕事をとるためには、消費税をお客さんからはもらえない。これ以上の税負担になる消費税は絶対反対」と署名しました。
東京・新宿区の女性(80)は、「小泉首相はいいかげんよね。税金は無駄遣いしないでほしい」と強い口調で話し、署名しました。