2006年2月1日(水)「しんぶん赤旗」

麻生外相の靖国発言

韓国紙「黙認しない」


 天皇の靖国神社参拝を求めた麻生太郎外相の発言(二十八日)に対し、韓国で批判が強まっています。

 韓国の外交通商省が三十日発表した論評で、発言の撤回を求めたほか、新聞各社も特派員電でいっせいに報道しました。

 ハンギョレは「ますますひどくなる日本外相の妄言」とする社説(三十日付)を掲載し、「厚顔無恥で危険」「意図的挑発というほかない」と批判しました。

 社説は、小泉首相が就任以来、靖国参拝を強行してきたことをあげ、「靖国問題の中心には、小泉総理がいる」「総理がこうだから、閣僚らは、いっそうひどくなる」と指摘。「アジア諸国がうんざりしたとしても、黙認すると思ったら大間違い」「軍国主義に郷愁を覚える勢力が、日本の中に残っている限り、日帝がつけた傷は癒えない」と述べています。


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