2006年2月8日(水)「しんぶん赤旗」
子育て予算増やして
全保連 署名250万集め交流
東京で集会
全国保育団体連絡会(全保連)は七日、東京・千代田区で「2・7署名提出集会」を開きました。
全国で取り組まれている「保育・学童保育・子育て支援施策の拡充と予算の大幅増額を求める請願」署名は、二百五十万人分が集まっています。集会には全国から保育労働者、保護者ら二百三十一人が参加しました。
集会参加者は、国会議員や厚労省、文科省、規制改革・民間開放推進会議などに要請。行動集約の集会で参加した感想を交流しました。
各団体の決意表明では、広島県保育団体連絡会の脇千明さんが「保育園の民間移管にたいする親たちの怒りが、署名の広がりにつながりました」と署名が昨年の二倍集まったことを紹介。「自分たちの保育園を守りたいという思いを行政に届けたい」と話しました。
自治労連保育部会の丸山麻利子さんは、保護者と保育労働者の協力した取り組みが全国紙や雑誌で紹介されたことなどを話し、「自分たちの行動で世論を変えられると希望を持って運動している」と語りました。
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は、二十四回党大会で子育て環境の抜本的改革に力を尽くすことを明記したことを紹介し、「草の根の力を大切にして、みなさんとがんばります」と連帯のあいさつをしました。民主党の谷ひろゆき参院議員がメッセージを寄せました。