2006年2月10日(金)「しんぶん赤旗」
“小泉改革”と正面対決
候補発表受け 紙参院議員が演説
さいたま
日本共産党の紙智子参院議員は九日夕、さいたま市大宮駅前で街頭からの訴えに立ちました。来年の参院選にむけて日本共産党候補の活動エリア発表後、紙候補は今回が初の埼玉県入り。再選にむけ、北関東、東北、北海道の十一道県を駆け巡る紙候補は埼玉県から第一歩を踏みしめました。
紙氏が角靖子県議の紹介を受けると、信号を渡る通勤客らがいっせいに見上げる姿が見られました。
紙氏は、来年の参院選では北海道、東北に加え、埼玉県をふくむ北関東地域でも活動することを報告。「あやべ澄子さん(参院埼玉選挙区候補)、塩川鉄也衆院議員とともに政治をよりよくするために私も全力でがんばります」と、決意をのべました。紙氏は参院農水委員として、BSE(牛海綿状脳症)問題での取り組みなどを紹介。あやべ氏、塩川氏とともに、矛盾が噴き出している小泉“構造改革”を批判しながら、それと真正面から対決する日本共産党の活動を訴えました。
紙氏らの訴えをじっと聞いていた市内在住の契約社員、小林国雄さん(64)は「自民党は総選挙で大勝してのぼせ上がってしまった。自民党の暴走にブレーキをかけられるのは、ずっと一本筋を通してきた共産党だけだ。頑張ってほしい。BSE問題はその通りだと思う。紙さんは演説がうまいですね」と期待を寄せました。