2006年2月14日(火)「しんぶん赤旗」
あいば野日米演習に反対
穀田国対委員長情勢報告 近畿各地から700人
滋賀で集会
滋賀県高島市で十二日、饗庭野(あいばの)演習場などの日米合同演習に反対する集会が開かれ、近畿各府県から七百人を超す人が参加しました。
参加者は、雪の降る中を「アメリカ軍は饗庭野に来るな」「アメリカの戦争に自衛隊を送るな」と唱和し、市内をデモ行進しました。
集会は、県内の平和団体や労働組合、日本共産党などでつくる「ふるさとをアメリカ軍に使わせない県連絡会」が呼びかけたもの。饗庭野と同時に合同演習が実施される岡山県・日本原の反対集会の連帯メッセージも寄せられました。
集会では、辻義則・滋賀県労働組合総連合議長が「アメリカの戦争に自衛隊を組みこむ合同演習に反対する共同を広げ、米軍基地再編反対、憲法九条守れの運動を強めよう」とあいさつ。日本共産党の穀田恵二国対委員長が情勢報告。海外で戦争する日米同盟再編強化が饗庭野にも現れていると指摘。米軍基地再編や防衛施設庁談合事件などへの国民世論や平和秩序を強める世界の動きをあげ、「国民世論と憲法を守る運動を大きく合流させ、新しい日本をかちとろう」と呼びかけました。
演習は十九日から三月三日まで、米海兵隊約二百五十人、自衛隊約三百五十人が参加し、ヘリコプターも使う市街地戦闘訓練を計画しています。