2006年2月14日(火)「しんぶん赤旗」
“イラクから戻して”
自衛隊駐屯地 練馬で集会
東京練馬区の都立城北中央公園で十二日、「自衛隊をイラクへ送るな! もどせ! 2・12練馬集会」が同実行委員会の主催で開かれました。七百五十人が参加し、「自衛隊は殺すな! 殺されるな!」と書かれた横断幕や組合旗、団体旗などを寒風にはためかせ、約三キロをデモ行進しました。
一月から練馬駐屯地の自衛隊がイラクに派兵されるなか、これに反対する広範な市民に呼びかけて開かれたものです。
主催者を代表して、池田五律さんが「イラク派遣で地域の住民の生活にも影響が出てきており、住民も議会への陳情や申し入れをしている。その行動も踏まえて自衛隊をイラクへ送るな、戻せの声をあげていきたい」とあいさつ。立川自衛隊監視テント村の高田幸美さんは「自分たちの街に住んでる人に殺しの片棒担ぎをさせるわけにはいかない」と訴えました。
参加者は、自衛隊をイラクへ送ることをやめ、すでに送った部隊すべてを直ちに戻すことを求めた集会宣言を拍手で確認。同実行委員会の代表が集会後、陸自練馬駐屯地を訪れ、小泉純一郎首相や陸上自衛隊などにあて、集会宣言と同様の内容を要請しました。
集会では日本共産党、社民党、新社会党、生活者ネットの参加も紹介されました。日本共産党からは松村友昭都議、猿田博文、鎌田百合子の両練馬区議が参加しました。
練馬区の女性さん(51)は「自分の住む街からも、全国からも、自衛隊はイラクに行ってほしくない」と話しました。