2006年2月23日(木)「しんぶん赤旗」
BSE対策
米農務省にただす
紙議員、現地で実態調査
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【ワシントン=山崎伸治】BSE(牛海綿状脳症)対策の実態と米国産牛肉対日輸出問題を調査するため十七日から訪米中の日本共産党の紙智子参議院議員は二十一日、米農務省で同省農業販売促進局(AMS)畜産・種子プログラムのバリー・カーペンター次長ら、同省幹部と会談しました。
紙議員は、十七日に公表された同省の対日調査報告書や一月に公表された監査報告をふまえ、米政府のBSE問題への対策の現状についてただしました。さらに同日、と畜場や解体工場などで検査にあたる「獣医官」の組織である全米連邦獣医官協会(NAFV)のウィリアム・ヒューズ法律顧問や民間団体の代表から聞き取り調査をおこないました。
また二十日には日本に危険部位を輸出したアトランティック・ビール・アンド・ラム社の調査のためニューヨークを訪問しました。