2006年3月2日(木)「しんぶん赤旗」
増税・改憲・医療改悪に反対
120万人署名提出
3市民団体が国会要請
大増税や医療改悪、憲法改悪に反対する百二十万人の署名が一日、国会に提出されました。
国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、安保破棄中央実行委員会の三団体がよびかけた一日の国会要請行動で日本共産党議員に手渡されました。
署名が詰められた段ボール箱が山積みされた衆議院議員面会所には、二百六十人が詰めかけました。大増税反対、医療制度改悪反対、憲法改悪反対と多彩な署名。主催者が署名数を百二十万人と発表すると、参加者がどよめき、大きな拍手が起こりました。
全国商工団体連合会の国分稔会長が「憲法改悪、医療制度改悪反対の問題を地域で運動していくなかで、多くの人に伝わっていった。それがこの署名の数にあらわれている。さらに力を尽くし署名を広げていこう」とあいさつ。各団体の代表が決意を表明しました。
日本共産党の吉井英勝衆院議員と紙智子参院議員が国会報告し、「いま国民の怒りに満ちたたたかいによって、政治の潮目が変わりつつあります。みなさんと力を合わせてさらに変えていきましょう」とのべました。
東京都足立区から来た生活と健康を守る会の女性(67)は、「生健会が開く税金相談会に訪れたり、都営住宅申し込みの援助をしてほしいと来る人が増えています。年金が毎年、減らされてきたうえに、大増税計画。黙って耐えているわけにはいきません」と話していました。