2006年3月4日(土)「しんぶん赤旗」

非正規雇用が過去最多

昨年 女性は52・5%に


 パート、アルバイト、派遣、契約社員など非正規雇用の労働者が全体の32・6%(二〇〇五年平均)を占めて過去最高に達し、女性では52・5%にのぼることが三日、総務省が発表した労働力調査でわかりました。

 この統計は、会社役員を除く雇用者のうち非正規の職員・従業員が何人いるかを示したもの。統計を取り始めた一九八四年二月時点では男女合計で15・3%、男性7・7%、女性29・0%でした。その後ほぼ毎年増え続け、女性は〇三年に50%を超えました。男性は九七年に10%を突破し、〇五年平均は17・7%でした。

 役員を除く雇用者は昨年、〇四年に比べて三十二万人増えましたが、正規社員は三十六万人減少し、非正規は逆に六十九万人増えました。小泉首相が自賛する雇用の改善は、身分が不安定で正社員より賃金が低い非正規労働者の増加によることがあらためて明らかになりました。

グラフ

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp