2006年3月4日(土)「しんぶん赤旗」
群響60周年記念の調べ
群馬交響楽団(群響)の創立六十周年を記念したアンサンブル演奏と展示会が群馬県庁一階県民ホールで開かれています(五日まで)。
群響は一九四五年、戦後の荒廃の中で「高崎市民オーケストラ」として発足、翌三月には第一回定期演奏会が開かれました。その後、プロの地方オーケストラとして、さまざまな困難を乗り越えながら、各地で演奏活動を繰り広げています。「移動音楽教室」では、のべ五百七十万人以上の児童・生徒が鑑賞。九四年には「プラハの春国際音楽祭」に招待されるなどヨーロッパ公演が実現しました。
記念事業では六十周年にちなんで、創立時から現在までの歩みを紹介する写真やポスターを展示。CDや群響オリジナルグッズも販売されています。
ミニコンサートは四、五日とも午後一時からで、五日には群馬が舞台になったNHK連続テレビ小説「ファイト」のテーマ曲などが演奏されます。七日から十日まで、高崎市役所ロビーでも演奏会が予定されています(展示会は十二日まで)。