2006年3月19日(日)「しんぶん赤旗」

中小支援 すそ野広げよ

衆院委で塩川議員 経産相「その通り」


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(写真)塩川鉄也議員

 日本共産党の塩川鉄也議員は十七日の衆院経済産業委員会で、今国会で審議されている「中小企業ものづくり基盤技術高度化法案」について質問しました。

 塩川氏は、製造業が集中する東京都大田区で中小企業が一九八三年と比べて45%減となっている実態を指摘し、これまで大企業が身勝手なコストダウン要求で中小企業を疲弊させ、自らのものづくりの基盤技術も壊していることを批判。

 高度な技術をもつ中小企業を大企業との連携で支援する今回の法案は、「富士山にたとえれば七合目あたりの中小企業を支援するもの」ではないかとのべ、「トップを引き上げることと同時に、すそ野を広げるという両面から取り組んでこそ、日本のものづくりは強くなる」とただしました。

 これに対し、二階俊博経済産業相は「塩川議員のおっしゃる通り」と認め、「できるだけ広くすそ野を大切にするということが大事であることは申すまでもない」とのべました。その上で、その観点から国際的に活躍する中小業者の成功例だけでなく、つまずいた企業が敗者復活した事例を調査していると答弁しました。


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