2006年3月25日(土)「しんぶん赤旗」

“これ以上の増税困る”

消費税廃止各界連・なくす会が訴え


 消費税が導入された四月一日を前にした二十四日、消費税廃止各界連絡会、消費税をなくす全国の会と東京の会はそれぞれ東京都内で、庶民大増税、消費税増税をやめよと訴え、署名への協力をよびかけました。

 消費税廃止各界連絡会はJR新宿駅前で行動しました。全国生協労働組合連合会の代表は、日本生活協同組合連合会が実施した調査結果を示し、「一世帯の消費税負担の平均額は、年間約十七万六千円。所得が低い世帯ほど負担が重くなっています」と訴えました。

 消費税をなくす全国の会と東京の会は「消費税 黙っていたら大増税」とノボリをたて、豊島区のJR巣鴨駅前で行動。とげぬき地蔵への参拝客や乗降客に、なくす会入会署名と大増税に反対する請願署名への協力をよびかけました。

 さいたま市からきたという女性(65)は、「夫の厚生年金だけでは、食べていけない。頑張って、消費税をなくしてください」と署名しました。夫は脳梗塞(こうそく)で寝たきりに近い状態で、娘が介護に来る間、清掃のパートに出ているといいます。「一日五時間ぐらい働いていますが時給は七百円です。また税金が増えるでしょ。生活が苦しいから働いているのに」と悔しがります。

 東京都東村山市在住の女性(70)は「消費税が始まって、もう十七年になるんですか」と驚いて署名します。

 「いなかの両親は施設に入っていて、毎月十万円とられます。夫の年金二十五万円では夫婦で生活できなくて、貯金をくずしています。出費をぎりぎり抑えているのに、税金も介護保険料も増えて、困ります」と話しました。


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