2006年3月30日(木)「しんぶん赤旗」

戦時性被害解決法案

野党が共同提出

参院


 日本共産党、民主党、社民党と無所属の参院議員は二十九日、慰安婦問題の解決促進をめざす「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」を参院に共同提出しました。二〇〇一年以来七回目の提出となります。

 同法案は、慰安婦問題の解決促進などを目的として、旧日本軍関与の下に行われた組織的・継続的な性的行為の強制について、▽政府が速やかに被害者の尊厳と名誉が害された事実に謝罪の意を表し、金銭の支払いを含めた名誉回復に必要な措置を講じること、▽そのために首相を会長とする戦時性的強制被害者問題解決促進会議を設置すること―などを日本政府に求めています。

 発議者の一人である日本共産党の吉川春子参院議員は提出後の記者会見で「自民党次期総裁選でもアジア外交が争点の一つになっているが、アジアとの友好のうえで避けて通れない問題だ。何とか審議、成立にこぎつけたい」と決意をのべました。


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