2006年3月31日(金)「しんぶん赤旗」
改憲手続き 論点協議
国民投票法案 衆院委で始まる
衆院憲法調査特別委員会は三十日、理事懇談会を開き、改憲手続きを定める国民投票法制に関する論点協議をおこないました。同協議が開催されたのは今回が初めてです。
協議に先立ち同委員会事務局が作成した「論点一覧表」が配られ、事務局から説明が行われました。
自民党理事は、論点一覧表に基づいて協議を進めたいと提案。これに対し、日本共産党の笠井亮議員は「論点一覧表は委員会で出された議論よりも自民・公明両党による国民投票法案骨子や民主党の国民投票法案大綱を中心に構成されているが、委員会に提出されてもいないものを論議の対象とするのは問題だ」と指摘しました。
結局、この日は論点の中身の協議には入らず、提出された論点一覧表の案を各党が持ち帰り、来週改めて議論することになりました。
論点協議は当初、十六日に開始する予定でしたが、法案提出を急ぐ自民党側の言動に野党が反発、二回見送られた経緯があります。