2006年4月14日(金)「しんぶん赤旗」
高速船事故
ベルト着用 業者まかせ
小林議員 国に安全対策要求
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日本共産党の小林みえこ議員は十三日の参院国土交通委員会で、乗客百十人が負傷した鹿児島県沖の高速船事故について質問し、国に安全対策を求めました。
小林氏は、負傷者が多数にのぼった理由は、「シートベルトの着用が業者まかせになっていることだ」と指摘。国土交通省は三月、運航会社にシートベルト着用の徹底などを求める通達を出したが、「各社が運航管理規則を定める際の基準例にすぎず、実際は業者まかせになっている」として、国が安全確保に責任を持ってとりくむよう求めました。
北側一雄国土交通相は「事故原因を徹底究明し、シートベルト義務化など有効な再発防止策と被害軽減策をしっかりと考える」と答えました。