2006年5月13日(土)「しんぶん赤旗」
米議事堂前 主なき軍靴の列
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【ワシントン=鎌塚由美】イラクで戦死した米兵二千四百三十二人分の軍靴が十一日、米連邦議会議事堂前の広場(モール)に並べられました。米フレンズ奉仕委員会(AFSC)が全米で取り組んできた「アイズ・ワイド・オープン」と呼ばれる展示で、首都ワシントンでは初めてです。
東の連邦議会議事堂、西のワシントン記念塔をはさんだ芝生の広場には、軍靴だけでなく、戦争の犠牲になった十万人以上のイラク市民を表す多数の靴も並べられました。米兵の靴とイラク市民の靴の間に、イラクの人々の顔写真で作られた追悼パネルも展示されました。展示は、十四日まで。