2006年5月30日(火)「しんぶん赤旗」
社会保険庁の年金不正免除
成果主義持ち込み批判
市田書記局長会見
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日本共産党の市田忠義書記局長は二十九日、国会内で記者会見し、年金保険料の不正免除問題について、「高すぎる保険料や年金不信という根本問題にメスを入れず、ただ納付率を八割以上にしようとしたために起こった問題だ。根本的な解決にならないし、ああいうやり方(不正免除)はただしくない」とのべました。
市田氏は、政府が社会保険庁長官に民間出身の村瀬清司氏を起用したことにふれ、「民間で仕事をしていた人物を長官にし、まさに民間と同じ成果主義の方式をもちこんで、無理やり年金保険料の納入率を八割に引きあげようとした」と指摘しました。