2006年6月8日(木)「しんぶん赤旗」

自殺防止で署名提出

民間団体が国に対策求める


 年間三万人を超える自殺者防止のため運動している民間団体の代表は七日、自殺対策の法制化と国が総合的な対策を緊急に進めることを求める請願署名五万五百二十七人分を扇千景参院議長に提出しました。衆院にも提出する予定です。「自殺防止対策を考える議員有志の会」の日本共産党、自民、民主、公明、社民各党の代表が同席しました。

 署名はこの間、自殺防止の現場で活動する民間二十二団体が取り組んできたもので、三万人の目標を大きく上回る十万人の署名が集まりました。

 参院では昨年二月、厚生労働委員会で自殺予防対策に関する集中審議が行われ、同七月には同委で政府に総合的対策を求める各会派共同提案の決議があがっています。超党派の「議員有志の会」では自殺防止対策法案をまとめ、今国会での審議、成立をめざしています。

 署名提出に同席した日本共産党の小池晃参院議員は「貧困と格差の広がりのなかで失業・倒産など経済的理由による自殺が増えている。政府あげてのとりくみが必要だ」とのべました。


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