2006年6月9日(金)「しんぶん赤旗」
薬害情報提供されぬ
衆院委で高橋氏 薬事法「改正」可決
登録販売業者という新たな資格で医薬品の販売ができるようにする薬事法「改正」案が七日の衆院厚生労働委員会で自民、公明、民主、社民の賛成多数で可決されました。高橋千鶴子議員は、登録販売業者が薬害情報などを的確に提供できるのか、都道府県任せでなく国の関与が必要ではないかとただしました。厚労省の福井和夫医薬食品局長は「実質的な責任は国にある」とのべ、副作用の報告や薬害救済制度などの情報提供が不徹底ではないかとの問いには「十全にやられていない」と認め、今後周知していくと答弁しました。