2006年6月9日(金)「しんぶん赤旗」
村上氏にオリックス援助
宮内会長の責任問う
吉井議員
日本共産党の吉井英勝議員は八日の衆院総務委員会で、ニッポン放送株のインサイダー取引で逮捕された村上ファンドの村上世彰氏を、小泉政権の規制改革・民間開放推進会議議長などをしていたオリックスの宮内義彦会長が後押ししてきた問題をとりあげました。
吉井氏は、宮内氏が村上ファンドのM&A社の設立時に資金を出し、登記場所もオリックス子会社で、今年五月までオリックスから取締役も派遣していたことを指摘し、村上ファンドを応援した宮内氏の道義的責任を問いました。
竹中平蔵総務相は、村上ファンドの問題を、「遺憾に思う。ルールの強化をしなければいけない」としながら、村上ファンドを応援した宮内氏の道義的責任については、「判断する材料がなく、その立場にもない」とのべました。