2006年6月9日(金)「しんぶん赤旗」
こども園法案可決
井上氏が反対討論 公的保育崩す
参院委
保護者の就労の有無にかかわらず就学前の子どもに教育・保育を総合的に提供するという「認定こども園」法案が八日の参院文教科学委員会で、自民、公明、民主の賛成多数で可決されました。
日本共産党の井上哲士議員は反対討論に立ち、認定こども園の施設設備や職員配置、教育・保育内容などが現行の幼稚園・保育園の国基準を下回ることを許容するものだと指摘。利用者と施設の直接契約制で保育料が自由に設定されることで保育を必要とする子どもたちが保育を受けられなくなる恐れがあり、国や自治体が責任を負う公的保育制度を崩すことに道を開くとのべました。