2006年7月5日(水)「しんぶん赤旗」

大増税

政府に中止申し入れ

党国会議員団 高齢者から悲鳴


 収入は増えないのに住民税増税に連動し国民健康保険料、介護保険料や公営住宅家賃などに及ぶ雪だるま式の負担増が高齢者を襲っている問題で、日本共産党国会議員団は四日、高齢者への大増税の中止を求める申し入れを政府に行いました。首相官邸で長勢甚遠官房副長官が応対しました。

 日本共産党の小池晃政策委員長、穀田恵二国対委員長は「私たちは二〇〇四年の年金改悪が耐えがたい痛みの押しつけになると当初から批判してきたが、突然の通知で数倍から十数倍にのぼる急激な負担増を知らされたお年寄りが各地で悲鳴をあげている」と実情を語り、いま実施されている負担増の中止・見直しと、今後予定されている増税の凍結を求めました。

 長勢副長官は「給与所得者と年金生活者のバランスを考えなければならない」とのべながらも、「私の選挙区でも『思ったより(税額が)上がった』という人がいる。理解を求める努力はすべきだった」とやり方の乱暴さを認めました。


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