2006年7月6日(木)「しんぶん赤旗」
負担増 告発ファクス
悪政に抗議の声
もう我慢の限界今から行動する
「(赤旗の)『高齢者大増税 中止せよ』の見出しに感動をおぼえました。日本の国にも高齢者の味方があるのだと思うだけで元気がわいてきました。今から行動を起こします」=和歌山市の男性(69)=。「負担増 告発ファクス」には、悪政に抗議する声がたくさん寄せられています。
■名古屋市 男性(53)
小泉内閣のトリプル負担増には、「怒り」を通り越して「あぜん」としています。四月から介護保険料が値上げされ月四千円になりました。
私はうつ病で二週間に一回通院しています。障害者自立支援法によって、年間三万円の負担増です。七十九歳の母と二人暮らしですが、もう年金だけでは生活していけません。消費税の増税も計画されています。「これ以上税金を払えるわけがない!」
ある大手自動車メーカー社長が「乾いたタオルも絞ればなにか出る」と言ったそうですが、庶民のことを考えているのでしょうか。これ以上の負担増は、もう我慢の限界です。
■横浜市 男性(75)
私は年金生活者です。妻と二人暮らしです。収入はほとんど変わりませんが、公的年金控除の縮小(三十二万円)、高齢者控除廃止(五十万円)によって課税対象となりました。
三万六千円の所得税が掛かります。住民税は、昨年四千円から三万六千円と九倍。そのほか、住民税アップに連動して、国民健康保険料は、九万四千円から一万六千円増で十一万円になりました。介護保険料は(妻と合わせて)、八万七千円から二万四千円増の十一万一千円、計四万円の負担増です。
負担増への国民の憤怒が強烈なのは、生活の苦しさがあると思います。同時に公金の無駄遣い、大企業や高額所得者への優遇税制など不公平税制、米軍再編費や思いやり予算など、税金の使い道への憤まんがあると思います。カネの問題にとどまらず、政治の在り方、国のかたちの問題です。
私はサラリーマン時代から三十年間確定申告をしてきました。年金生活者も確定申告を進めます。
■埼玉県川越市 男性(85)
これまで税金は非課税でしたが、本年度一万二千百円の通知が届きました。驚いて市役所に電話しました。「国から通知がきているからどうにもできない」と言われました。
一番腹が立つのは国民健康保険です。昨年度は二万二千円でしたが、今年は十一万六千円という通知が来ました。
現在、妻と二人暮らし。妻は脳梗塞(こうそく)で倒れ、私が家事一切をしている状態です。年金は二人で二十万円近くです。腹が立って、腹が立って眠れません。