2006年7月15日(土)「しんぶん赤旗」
「イラク撤退断食」
米議員連盟も賛同
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【ワシントン=山崎伸治】イラクからの米軍の即時撤退を求めるハンガーストライキに十三日、米議会の「イラク撤退議員連盟」が賛同を表明し、長期間の「断食」を行っている反戦活動家とともに記者会見しました。このハンストは女性反戦組織コード・ピンクなどが呼びかけ、四日から行われています。
同議員連盟は米軍のイラクからの撤退を求める民主党の下院議員が二〇〇五年六月に結成。現在七十一人が加盟しています。会見には議員連盟議長のマキシン・ウォーターズ議員ら五人が出席しました。
〇一年九月の対テロ武力行使容認決議に唯一反対したバーバラ・リー議員は「議員連盟のメンバーに最低一日は『断食』するよう呼びかけ、撤退が実現するまで続けたい」と表明。「進歩議員連盟」共同議長でもあるリン・ウルジー議員は前日に断食したと述べました。
〇四年大統領選挙で民主党の大統領候補指名を争ったデニス・クシニチ議員は「平和は、その実現のために必要な努力をしている人々に必ず訪れる」と激励。シンシア・マキニー議員は「テロ容疑者」をめぐる連邦最高裁判決などをあげ、「イラク戦争に最初から反対していた私たちが最後は勝利する」と訴えました。
「断食」はこの日で十日目を迎え、賛同を表明した人は三千七百人に増えています。