2006年7月22日(土)「しんぶん赤旗」
“庶民大増税 やめよ”
各界連 全国一斉宣伝を開始
「庶民大増税は中止に」。高齢者への住民税大増税への怒りが大きく巻き起こるなか、消費税廃止各界連絡会の「消費税大増税やめよ! 怒りの全国一斉宣伝行動」が二十一日始まり、各地で署名・宣伝行動をくり広げました。東京では正午から、雨をついてJR新宿駅前で訴えました。
「非課税だった住民税が一万八千円になったんです」と署名した女性(68)=板橋区=は「四十六年働いて得たわずかな年金から、介護保険料や所得税がどんどん引かれて…。くらしは苦しくなるばかり」とため息をつきます。
通院途中の女性(84)=中野区=も足をとめました。目、腰と左ひざが悪く、三軒の病院に通っているといいます。「これ以上、税金や医療費を上げないでほしい」
世田谷区から買い物に来た中年女性は「小泉さんは、しぼればしぼるほど、庶民から税金がとれると思っているのでしょうか」と憤慨します。
各団体代表の訴えとともに、日本共産党の小池晃参院議員が六月からの住民税増税で役所に苦情が殺到していると紹介、「大増税ノーの怒りの声をあげていきましょう」とよびかけました。
全国いっせい宣伝は二十四日まで実施します。