2006年8月13日(日)「しんぶん赤旗」
「戦争はごめんだ」
婦団連が女性のつどい
日本婦人団体連合会(婦団連)は十一日夜、東京都内で「二〇〇六年戦争はごめん 女性のつどい」を開きました。
約六十人を前に、堀江ゆり会長が主催者あいさつ。五日に広島市で開かれた「核兵器なくそう女性のつどい」での「レバノン女性の権利同盟」のメッセージを紹介、イスラエルのレバノンからの即時撤退、靖国参拝反対や核兵器廃絶の声をあげようとよびかけました。
「女たちの戦争と平和資料館」館長の西野瑠美子さんが講演。上田清司埼玉県知事の「慰安婦はいても、従軍慰安婦はいなかった」との発言について、「慰安婦問題を否定するのは、先の戦争の英霊の名誉を守るため」と強調し、「『慰安婦』は商行為・金もうけの女だから問題はなく、戦争犯罪ではないという主張です」と批判しました。
靖国問題にふれ、「家族のためにたたかい死ぬ男、銃後で男を支え戦死を名誉と思う女の性的役割を固定化、利用して、戦時国家体制をつくろうとしている」と指摘。憲法を守ることを訴えました。
参加者からは「戦争推進者の性的役割利用の狙いを学び、広げたい」との発言がありました。