2006年8月16日(水)「しんぶん赤旗」
石原都知事も参拝
日本共産党都議団が批判
石原慎太郎東京都知事は十五日、都民の反対を押し切って靖国神社の参拝を強行しました。二〇〇〇年以降、七年連続の参拝です。
知事は午後零時半ごろ靖国神社に到着して参拝。約二十分後に、記者団には無言のまま車に乗り込み神社を出ました。
日本共産党都議団の吉田信夫幹事長は、知事の靖国参拝強行について、「わが党や都民の中止の申し入れに背を向け、石原知事が靖国神社参拝を強行したことに、厳しく抗議する。靖国神社は侵略戦争を肯定し美化するための組織だ。都民の代表である知事が参拝を強行し、侵略戦争正当化の先頭に立つことは許されない」と話しました。
知事は七月二十一日の記者会見で、靖国神社に参拝する意向を表明。日本共産党都議団は九日、靖国参拝を中止するよう知事に申し入れていました。
平和遺族会全国連絡会、日本キリスト教協議会靖国神社問題委員会など市民団体や宗教者も、靖国参拝の中止を要請していました。