2006年8月26日(土)「しんぶん赤旗」

厚生年金保険料

9月分から また値上げ

04年の自公の改悪強行で


 サラリーマンが加入する厚生年金の保険料が、九月分から引き上げられます。二〇〇四年に自民、公明両党が強行した年金改悪によるものです。

 引き上げは、十月給与の天引き分から実施されます。現行の保険料率14・288%が、0・354ポイント増の14・642%になります。

 保険料は労使で折半して負担するため、労働者本人の保険料率は7・321%です。これを給与とボーナスにかけた金額が保険料となります。サラリーマンの平均(年収五百七十万円)で、年間約一万円もの負担増となって家計にのしかかります。

 〇四年の年金改悪では、厚生年金の保険料を十四年間毎年値上げし、二〇一七年度に18・3%まで引き上げることが決められました。負担増の総額は、一人あたり平均で百万円を超えることになります。


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