2006年8月31日(木)「しんぶん赤旗」
医師不足「一番の不安」
兵庫 但馬地域の首長・病院長
穀田議員懇談
日本共産党の穀田恵二衆院議員は三十日、深刻な医師不足問題に直面している兵庫・但馬地域の三市二町を訪れ、市長や町長、病院長と懇談しました。練木恵子兵庫県議と、各市町の党議員が同行しました。
この日は、井上英俊朝来市長、梅谷馨養父市長、藤原久嗣香美町長、馬場雅人新温泉町長、奥田清喜豊岡市助役、公立豊岡病院の竹内秀雄院長らが応対しました。
訪問先では、「医療は自治体にとって最も大切な問題なのに、今は一番の不安。このままでは過疎化がさらに進む」「医師の数が、最も多かったころの半分くらいになっている」「兵庫県内だけでなく鳥取、島根など近隣県の大学から医師の派遣を受けてきたが、研修制度の変更のあおりなどで、今後は望めない」など、切実な実態が共通して紹介されました。
穀田氏は、日本の医師数は国際的に見ても少ないのに、政府が、偏在はあるが数は不足していないと誤った立場に立っていることを指摘。その上で、「命の重さに地域によって差があってはならないというみなさんの思いは、私たちも同じです」と、力を合わせてがんばる決意をのべました。
二十九日に但馬入りしていた山下よしき参院比例候補(元参院議員)と堀内照文参院兵庫選挙区候補は、前日に続いて日高病院、出石病院など但馬地域の公立病院を訪問して院長らと懇談し、豊岡市と朝来市では穀田氏と同席しました。