2006年9月8日(金)「しんぶん赤旗」
パート解雇撤回迫る
パロマに愛労連など申し入れ
パロマ工業(本社・名古屋市瑞穂区)から解雇通告を受けた百人のパート労働者らの解雇日が八日に迫るなか、愛労連(愛知県労働組合総連合)パート臨時労組連絡会と生協労連東海地連パート部会は七日、同社を訪れ、「パートの泣き寝入りは許さない」と、解雇撤回を申し入れました。同社の幹部は面会しませんでした。
解雇は、同社製湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故のつけを、何の責任もないパート・アルバイト従業員に押し付けるもの。愛労連の労働相談には「くやしい」「腹が立つ」「怒りでいっぱい」などの声が、多数寄せられています。
さらに同社は、他工場でアルバイトを予告手当なしで解雇、休業させても補償をしないなど、違法行為を続けています。露骨な退職勧奨を行っている工場もあります。
愛労連の指摘に対して会社側は「経営努力しているが、不安を感じてやめる人がいる」とごまかし、追及から逃れようとしています。
申し入れをしたパート労組連絡会の尾崎よしみ代表委員は「パート労働者も生きていくために必死です。パートはいつでも首切りできるという会社の姿勢に黙ってはいられない」と指摘します。
申し入れでは、東海四工場のパート・アルバイトに出した解雇予告の撤回とともに、他工場での違法行為も撤回することなどを求めました。