2006年9月23日(土)「しんぶん赤旗」
消費税増税ノー 全国行動始まる
“福祉のため”ウソだった
各界連が宣伝
「地方税や国保税、消費税の大増税ノーの大波をつくっていきましょう」。消費税廃止各界連絡会の「大増税許さない。全国いっせい怒りの宣伝行動」が二十二日、始まりました。東京をはじめ、徳島、埼玉、新潟などで、地域各界連が行動しました。いっせい宣伝行動は二十五日まで行われます。
東京都内のJR新宿駅西口前では、消費税廃止各界連絡会に加盟する団体の代表ら二十六人が宣伝・署名行動。「営業と暮らしが危機にひんしている。営業だけで食べていけない業者が六割を超えている」と訴え、「貧困と格差を広げる消費税の増税はゴメンです」と、ビラを配りました。
仕事の途中という女性(55)=世田谷区=は、消費税が企業の法人税減税の減収分の穴埋めに使われてきた話を聞き、署名しました。「国は、お年寄り、福祉のためと言って消費税をとり始めたけど、まったく福祉のために使われていない。安倍さんには、福祉を充実させると、はっきり言ってほしい」と不満をのべます。
大学進学説明会のために青森県八戸市から上京した男性(21)は「政治家は日本の財政が破たんしているというけど、空港建設や政党助成金など無駄をなくし、コストダウンをすべきだ。僕らにしわ寄せされるのは、迷惑です」と話しました。