2006年9月27日(水)「しんぶん赤旗」

グレーゾーン撤廃要求

高金利引き下げ 共産党が対策チーム


 サラ金などの高金利引き下げ問題で二十六日、日本共産党の「高金利引き下げ対策チーム」が発足し、国会内で記者会見を開きました。責任者に就いた大門実紀史参院議員は「多重債務者をなくし、消費者保護を徹底する立場から、一切の特別措置のない法改正のために奮闘する」と発言しました。

 政府と自民党は、期限付きで高金利を認める特例の導入や、利息制限法の上限金利を事実上引き上げる案をまとめています。

 会見で大門氏は、▽グレーゾーン金利を速やかに撤廃、利息制限法の金利引き上げは認めない▽経過措置や特例措置は不要▽多重債務者への公的援助制度を創設する▽貸金業者が利用者に消費者信用団体生命保険をかけることを禁止―などを基本方針として挙げました。

 大門氏は「国民と良識ある国会議員が、貸金業界と関係を持つ国会議員とせめぎ合っているというのがこの間の構図。議員と業者の癒着関係を調査し、追及することも含め、世論喚起に努める」と話しました。

 国会での論戦については「与党の中にも良識派議員がいる。与野党を含めて、グレーゾーン撤廃の一致点で、国会共闘の道を探る」としました。

 佐々木憲昭、赤嶺政賢、笠井亮、吉井英勝の各衆院議員が副責任者、仁比聡平参院議員が事務局長に就きました。


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