2006年9月28日(木)「しんぶん赤旗」
イラクから撤兵早く
宗教者が安倍新首相に要請
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平和をつくり出す宗教者ネット(事務局、東京都渋谷区)は二十七日、イラクからの航空自衛隊の撤退とインド洋への海上自衛隊派兵中止などを、安倍晋三新首相にたいして要請しました。雷鳴をともなう風雨のなか、同ネットのメンバーら約二十人が東京都千代田区の首相官邸前で自衛隊の即時撤退を求める横断幕をかかげて、祈り要請行動をくりひろげました。祈りの要請行動は、同ネットが宗派の違いを超えて毎月取り組んできたもので、今回が三十四回目。
一行は、イラクとインド洋からの自衛隊の即時撤退とともに、海外派兵を自衛隊の「本務」とする「恒久法」をつくらないことや、名護市への米軍海上基地建設反対運動にとりくんできた沖縄平和市民連絡会の平良夏芽牧師の不当逮捕に抗議し、釈放を訴えました。
祈りの要請行動に先立って衆院第二議員会館で開かれた集会で、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が「憲法と教育基本法改悪は許さない、沖縄の海上米軍新基地建設をなんとしてもやめさせる決意です。米軍再編は、安倍新内閣のもとで危険な事態となっている。みなさんと連帯してがんばりたい」と激励しました。