2006年10月2日(月)「しんぶん赤旗」
人間らしく働きたい
大阪 青年が集会・パレード
「若者に仕事を! 人間らしく働きたい!」を合言葉に「10・1大阪青年大集会」が一日、大阪市で開かれました。同集会実行委員会(吉岡力実行委員長)が主催し、二百五十人の青年が集まりました。
大阪府立高校教職員組合の林萬太郎副委員長が記念講演し、「いま情勢は動きつつあります。将来を担う青年が、自分を守る知恵と力を身につけて仲間を増やして、人間らしく働ける社会と職場をつくろう」と呼びかけました。
請負で働いていた五十九人が直接雇用を勝ち取った徳島県・光洋シーリングの矢部浩史さんが「自分たちの社会です。勇気を出して運動を盛り上げていけば絶対世の中は変わります。がんばろう」と連帯のあいさつをしました。
松下プラズマ茨木工場に解雇撤回を求めて裁判中の吉岡力さんや、長時間過密労働によるうつ病で労災認定を受けた青年など、たたかう青年がリレートーク。
参加者は雨の中、大阪市西区の土佐公園からなんばまでパレード。「正社員を増やせ」「サービス残業をなくせ」とアピールしました。
大阪市城東区から参加した青年(25)は、「私も一年契約の非正規雇用で働いています。サービス残業と持ちかえり仕事はあたりまえという状況です。たたかっている人の話を聞いて、がんばらな、と思いました」と話しました。
日本共産党の山下よしき参院比例候補が連帯のあいさつをしました。