2006年10月5日(木)「しんぶん赤旗」
市田書記局長
違法な偽装請負根絶を
首相「最善つくす」
労働者派遣を請負のように装う偽装請負が社会問題になるなか、市田忠義書記局長は四日の代表質問で政府として違法な偽装請負とサービス残業を根絶するよう求めました。安倍首相は「解消に最善を尽くす」と答え、労働法規違反には厳しく対応する考えを示しました。
市田氏は、首相が所信表明演説で「ルール意識を欠いた企業活動による不祥事」を解決すべき課題のひとつにあげていたことを示し、「ならば、最大の不祥事ともいえる、偽装請負やサービス残業など労働法規違反行為を根絶する決意と具体策を示すべきだ」と要求。安倍首相は偽装請負とサービス残業について「周知啓発の強化、指導監督の強化、悪質な違反が認められた事業主に対する厳格な対応等を行う」と答えました。