2006年10月9日(月)「しんぶん赤旗」
弱者切り捨てやめよ
佐々木議員発言 客席から拍手
TV番組
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は七日、TBS系番組「みのもんたVS国会議員ずばッとコロシアム秋」に出演しました。
同番組は、福祉の問題から税金の無駄遣い、地方政治の問題まで十項目の質問をみの氏が出題し、与野党の国会議員がコメントを添えて回答する形で進行。
このなかで、今年四月からリハビリを保険適用で受けられる日数が制限された問題が話題に。脳梗塞(こうそく)で倒れた九十歳の女性がリハビリを打ち切らざるをえなくなり、「国会の前で死んでやりたい」と悲痛な叫びをあげるビデオが紹介されました。
自民党議員が「医療も介護もだれかが負担しなければいけない。ある程度の高額所得者に負担をお願いしたい」(大村秀章衆院議員)と発言したのに対し、佐々木氏は「制度を維持するのは当たり前だ。なぜ弱者に押しつけるのか。なぜもうけをあげている大企業に負担を求めないのか」と怒りを込めて発言し、スタジオの一般客席から拍手がおきました。また、消費税は何%にすべきかという問いに対し、与党は7―15%と回答し、佐々木氏は0%と答えました。
国会議員が使う経費をとりあげたなかで、日本共産党以外の政党が受け取っている政党助成金が話題に。「政党助成金はいま国民一人あたり二百五十円だが、千円にしたらいい」(自民党・舛添要一参院議員)という発言に、みの氏は「政党助成金なんてなくてもいいのでは」とコメントしました。
佐々木氏は、官僚の天下りの問題に安倍内閣が抜け道をとっていると指摘。番組では、新幹線新駅が争点となった滋賀県知事選で自民、公明、民主が推薦した候補が破れた背景に地方議会での「オール与党」政治があることも指摘され、共産党が新駅反対をかかげていたことも紹介されました。