2006年10月11日(水)「しんぶん赤旗」
衆院で抗議決議
核兵器・計画の放棄要求
全会一致
衆院は十日の本会議で、「北朝鮮の核実験に抗議し、全ての核兵器及び核計画の放棄を求める決議」を全会一致で採択しました。
決議は、北朝鮮の核開発は「日本を含む北東アジア地域全体の平和と安全に対する直接の脅威であると同時に国際社会全体の平和と安全に対する重大な挑戦である」と厳しく批判。北朝鮮に自制を促してきた国際社会の努力を無視する「今回の北朝鮮の核実験は、いかなる理由に基づこうとも正当化の余地はなく、我が国はその無謀な暴挙を絶対に容認することはできない」と抗議しています。
さらに、日本が唯一の被爆国であることに言及し、「北朝鮮の核実験に対し厳重に抗議するとともに、北朝鮮が直ちに全ての核兵器及び核計画を放棄することを強く求める」としています。
政府にたいし、日朝平壌宣言に違反した北朝鮮が関係五カ国の求めに応じ、早期かつ無条件に六者会合に復帰し全ての核兵器及び核計画を放棄するよう促すとともに、「今後は、中国・韓国など地域の関係国との協調を強化し、米国など関係各国と連携し国連憲章第七章に基づく措置も含め、国際社会が結束した外交を展開し、平和的な解決を模索すべきである」としています。