2006年10月12日(木)「しんぶん赤旗」

サラ金金利引き下げ

署名 340万

全国連絡会など、国会に提出

大門議員らあいさつ


 サラ金などの上限金利引き下げ問題で、高金利引き下げ全国連絡会などが十一日、国会内で「第二回国民代表者集会」を開き、金利引き下げを求めて全国から寄せられた署名三百四十万人分を国会に提出しました。各党議員も出席、日本共産党からは「高金利引き下げ対策チーム」責任者の大門実紀史参院議員、佐々木憲昭衆院議員、仁比聡平参院議員が参加しました。

 金利引き下げをめぐっては、自民党が九月、期限付きで特例高金利を導入するほか、利息制限法の上限金利を事実上引き上げる案をまとめています。五月に開かれた第一回集会には与野党各会派が参加しましたが、この日は自民、公明両党の議員は欠席しました。

 呼びかけ団体は全国連絡会と日本弁護士連合会、クレ・サラの金利問題を考える連絡会議、労働者福祉中央協議会の四者。

 署名は▽出資法の上限金利の引き下げ▽利息制限法の上限を超える利息を有効とする「みなし弁済規定」の撤廃▽利息制限法の上限金利引き上げ撤回――などを求める内容。呼びかけ団体が集めました。

 集会で日弁連の木村清志副会長は「利息制限法の上限金利引き上げは、特例ではなく恒久措置。このままの法改正をさせるわけにいかない。国民の視点にたったよりよい改正案にさせよう」とあいさつしました。

 大門議員は「国会でのせめぎ合いはこれから。与党にも心ある議員がいるはずで、できるだけ超党派の流れをつくっていく必要がある。高金利を許さない世論の盛り上がりがカギです」と呼びかけました。


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