2006年10月16日(月)「しんぶん赤旗」
増税法案つくらせない
消費税なくす会 全国リレーへ
総会で提起
消費税をなくす全国の会は十五日、第十七回総会を東京都内で開きました。「相次ぐ増税、負担増。このうえ消費税増税なんてとんでもない」「憲法を改悪すれば、消費税は戦争税になりかねない」との発言に共感の拍手が送られました。
来年のいっせい地方選と参院選後に消費税増税法案を提出し、二〇〇九年に税率アップを実施するという安倍内閣と財界のシナリオが鮮明になるなかでの総会。会場には「消費税増税法案をつくらせない、出させない」のスローガンを掲げ、熱気があふれました。
大阪・泉北の会は「総会に向け『会』で目標をきめ、地元スーパー前で入会署名を訴えたらどんどん署名してくれる人がいて、行動参加者も広がり、目標が達成できた。まちに増税、負担増への怒りが満ちていると実感した」と発言しました。
宮城の会も「最近、二つの地域の会が発足した。『増税、負担増にもう黙ってはいられない』という怒りのあらわれだ。『福祉目的』というごまかしの宣伝にだまされず運動を広げたい」と語りました。
杵渕智子事務局長は、来年の選挙で消費税増税反対を争点にし政治を変えるために、国民のなかでわきたっている庶民大増税への怒りを結びつけて活動していく重要性を強調。秋からの頑張りが決定的だとのべ、全国数コースの「ストップ消費税増税 全国をつなぐ草の根リレー」(十一月から来年一月)に取り組もう、地域・職場の会づくりと会員拡大をすすめよう、と提案しました。
日本共産党の大門実紀史参院議員が、消費税増税阻止へともにたたかうと表明しました。
総会には各地の会代表ら百二十人余が参加。世話人、常任世話人、杵渕事務局長(再)の新役員を選出しました。