2006年11月15日(水)「しんぶん赤旗」

外相罷免 再回答を要求

核武装議論 首相に4野党


 日本共産党、民主党、社民党、国民新党の野党四党の書記局長・幹事長は十四日、国会内で塩崎恭久官房長官と会い、野党側が求めている麻生太郎外相の罷免要求について、安倍晋三首相に再回答を求めました。日本共産党から市田忠義書記局長の代理として、穀田恵二国対委員長が申し入れに参加しました。

 野党四党の書記局長・幹事長は、「核武装議論」発言に固執する麻生外相は罷免に値するとして、九日に安倍首相あてに外相の罷免を要求しました。しかし、内閣は十三日に閣僚の任免権がない塩崎官房長官名で要求を拒否すると回答しました。このため野党側は、安倍首相自身が回答する必要があるとして、十五日昼までに再回答するよう求めたものです。

 塩崎官房長官は、野党側の申し入れを安倍首相に伝え、できるだけ早いうちに回答すると約束しました。

 野党四党の国対委員長は十四日、塩崎官房長官への申し入れに先立ち、国会内で河野洋平衆院議長と会談しました。席上、野党側は麻生外相の発言がこれまでの国会決議に反するとして、麻生外相の発言をめぐるこれまでの経過を報告し、意見交換しました。


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