2006年12月12日(火)「しんぶん赤旗」
郵便局
集配廃止で不便に
吉井議員 住民の声もとに追及
日本共産党の吉井英勝議員は八日の衆院総務委員会で、郵政公社がすすめる郵便局の集配業務の統廃合で、サービス低下がおきている問題を追及しました。
兵庫県の塩瀬郵便局は九月に集配業務が廃止され、宝塚郵便局に集約されました。郵政産業労働組合西宮支部が実施した住民アンケート(十日間で百十七人が回答)によると、62%が土休日の時間外窓口の廃止で不便になったと回答。吉井氏は利用者・住民の批判が多数寄せられたアンケート結果を示し、「サービス低下は明らかだ」と追及しました。
郵政公社の塚田為康常務執行役員は「代替措置を講じている」と答弁。吉井氏が、集配業務を廃止した局の状況について公社自らアンケートなどをおこなうよう求めたのに対し、塚田常務執行役員は「苦情が寄せられれば対応する」と答えました。
吉井氏は、アンケートに寄せられた「地域のことを何でも知っている方をできるだけ塩瀬郵便局に残してほしかったです」との意見を紹介し、再編計画の凍結・中止を求めました。