2006年12月14日(木)「しんぶん赤旗」
「オール与党」の悪政正す党議席の交代必ず
山梨で志位委員長訴え
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来年四月の県議選で二人の現職から新人に交代する山梨県。甲府市区(定数九)の、こごし智子候補(甲府市議)と分区で定数三となった南アルプス市区から出る名取やすし候補へのバトンタッチを成功させ、参院選で勝利をと、志位和夫幹部会委員長を迎えた日本共産党演説会が十三日、中巨摩郡昭和町のアピオ・甲府で開かれました。千人が参加しました。
志位委員長は、日本共産党の果たしている役割を、国政、地方政治、野党外交の三つの角度から語りました。
山梨県議会は、日本共産党以外は「オール与党」です。一月四日告示の知事選では、自民が二つに割れ、その一方を民主が推薦する「相乗り」です。
志位委員長は、山梨県の予算が土木費の割合が全国一位、民生費の割合は全国四十三位という指標をあげ、「『逆立ち』全国一位です」と指摘し、冷酷なまでの福祉切り捨ての一方で、無駄な巨大開発を「オール与党」が後押しする県政の実態を明らかにしました。
「知事の所信表明の最中に、マンガ本を熟読する議員の姿があった」との報道や、県議会の質問づくりを県側が手伝う「やらせ」が横行していることを紹介した志位委員長が「こんな議員は必要ないですね」と話すと、大きな拍手が起こりました。
志位委員長は、日本共産党議員団が乳幼児医療費の窓口無料化を求める質問を繰り返しおこなって実現させてきたことを紹介し、「このかけがえのない議席を必ず交代で守り抜かせてほしい」と訴えました。
演説会では、両県議候補、参院選の谷川智行比例候補、花田仁選挙区候補、石原秀文知事候補らが決意表明しました。